理事長・整形外科部長

守重昌彦

こんにちは。医療法人社団全心会理事長の守重昌彦と申します。

2018年6月に、立川駅前にぜんしん整形外科立川スポーツリハビリクリニックを開院し、6年ほどで延べ40万人の方々に受診して頂きました。

医療を通じて地域社会を活性化することを目的に、いかに目の前の患者さんに元気になってもらうかを考え続けたことが評価されたと考えております。

開院当初より、診断、外来治療、手術、アフターフォローまで一貫した治療を提供することを目指してきました。ただ、手術については私が協力病院に出向いて行っており、手術のニーズに迅速に応えられないことも多く、また当法人外の医療機関に掛かる不便さや不安を感じさせてしまっていました。

しかし、前進を続けた結果その問題がついに解決するときが来ました。ここ昭島市つつじが丘に念願の入院手術機能を備えた有床診療所を開院することができたのです。ひとえに我々の在り方に賛同し支えてくださった患者さまや関係者の方々のお陰と感謝しております。

手術をする場所として、多くの方々が安心して受けられる場所としてイメージするのは総合大病院だと思います。しかし、総合大病院は戦艦大和のように大きな力は持つものも動きは鈍く、患者さんのニーズに迅速には対応できていないのが現状です。大病院では、リスクの高い手術に対応する役目や若手医師の教育という中小の医療機関では対応し難い部分を重視し、定型的な手術はフットワークの軽い我々のような有床診療所や小規模の病院で対応すべきと考え本院を設立しました。

手術で治せるのは局所ですが、局所を悪化させる全身の問題、局所のトラブルから生じる全身の問題にまで広く対応できるように立川創業時からのリハビリテーション部ベテランメンバーが当院でも治療にあたります。

世の中には医療者側の利益や都合のために適正でない手術適応で手術を行っている医師も確かに存在します。ですが我々は、善の心を忘れることなく患者さんのためだけに手術を行います。

外来診療と手術治療を共に高いレベルで提供し続け、全ての方々の心を満たす医療を提供できるよう、全幅の信頼を得られるように精進を続けていく所存です。

よろしくお願いいたします。