うさぎとの暮らしに魅せられて
こんにちは!
ぜんしん整形外科看護師です。
今年は卯年ですね。
コロナ禍のペットブームで、最近ではうさぎを飼うことも流行っているそうです。
私も以前9年間うさぎを飼っていたので、今日はうさぎについてお話ししようと思います。
みなさんはうさぎについてどんなイメージをお持ちですか?
学校の飼育小屋で飼っていたり、ふれあい動物園にいるイメージが強いと思います。
よく「うさぎは寂しいと死んでしまう」と言われていますが、実際にはそうではありません。
野生のうさぎは群れで暮らす生き物ですが、群れを作るのは非常に割り切った関係で、必要のないときは単独行動をしています。
特に雄は縄張り意識も強いため、多頭飼い(たくさんのうさぎを一緒に飼う)の方がストレスになることもあります。
うさぎは本質的に単独行動を好む生き物なので、寂しいことがストレスとなり死んでしまうことはありません。
一方で、うさぎは非常に繊細な生き物で、種類によっては、しっかりと飼育環境を整えないと生きていけません。
例えばペット用うさぎは、湿度を低めに保った20度前後の環境での飼育が必要です。
同じ餌でも、作られた時期が違うと食べないこともあります。
「寂しいと死んでしまう」という話は、適切なケアを怠ってうさぎを死なせてしまった人たちから広がった誤解かもしれません。
また、犬や猫のように懐かないと思われがちですが、甘えてきたり、怒ったり、ちゃんと感情表現があります。
次に、整形外科に関連して、うさぎの体についてお話しします。
うさぎの寿命は5〜10歳です。
餌は、牧草と、牧草から作られているペレット(ドッグフードのようなもの)が主食で、野菜やドライフルーツなどをおやつに食べます。
ペット用で売られているうさぎの主な種類は、ネザーランドドワーフや耳の垂れてるポーランドロップ、ミニレッキスなどで、体重は2kg前後です。
そして、みなさんご存知の通り、うさぎは前足が小さく、後足が大きく、4本の足をバラバラに動かすことができないため、うさぎ跳びで動きます。
人間は206個の骨で構成されていますが、うさぎは個体によって骨の数が異なります。
また、人間は体重の15〜18%が骨なのに対して、うさぎは体重の約8%しかありません。
しかし、骨格筋が体重の50%もあるため、自分のキック力で骨折してしまうこともあります。
実際に私の飼っていたうさぎも、5歳頃に後ろ足を脱臼してしまったことがありました。
病院で整復を試みたのですが、骨が細く、整復できませんでした。
しかし、その後老衰でなくなる直前まで4年ほど、骨格筋の筋力でカバーして元気に走り回り生活することができました。
また、うさぎには肉球がありません。
そのため、コンクリートやフローリングはすべってしまってうまく歩くことができず、ケガの原因にもなります。
うさんぽする際も、野原まで抱えて行かなきゃいけません。
しかし、野原に出れば、先ほどお話しした筋力の強さでとっても素早く走ることができます。
犬のように毎日のお散歩は必須ではありませんが、時々原っぱに連れて行くと、うさぎもストレス発散できますし、家とは違う一面を見ることができます。
さらに特徴的なのは、うさぎは声帯がないので、鳴くことがありません。
そのため、マンションでも飼うことができます。
しかし声帯がないとはいえ、意思表示で甘えたり怒ってる時に鼻をぶうぶう鳴らすことがあります。
これがとってもかわいいです!
そして、うさぎと言えば長い耳ですね。
耳は音を察知するだけではなく、体温調節をする機能があります。
うさぎの体調を知るために、とても大切なところです。
以上がうさぎの体に関するお話でした。
いかがですか?
こんなかわいいうさぎ!
家に1匹いると嫌なことも忘れて、とっても癒されます!
種類や性別によっていろんな性格のうさぎがいます。
ご興味ある方は、自分に合ったうさぎを探して飼ってみてはいかがでしょうか。