少なくとも最後まで歩かなかった
看護部長の小倉と申します。趣味はランニングということで、今回2024/11/10に守重理事長と長野県松本市で開催された松本マラソンを走ってきました。その手記をブログにしましたので、ぜひご覧ください。
********************************************
ランナー受付会場
明日に向けて走る気持ちが高まります
国宝松本城
水面に映る姿も美しい!
松本城の月見櫓
自宅に欲しい!
月を見ながら一献なんて素敵だな~
少なくとも最後まで歩かなかった。
松本マラソン完走しました。2019年以来のフルマラソン。今回の目標はタイムではなく、歩かないこと。今までの8回のフルマラソンでは、どうしても後半に歩いてしまっていた。何と言ってもマラソンは走る競技であり、歩くために出場しているのではない。根本的とも言えるが、自分にとっては切実な目標。それを達成するためだけでも今回の松本マラソンの出場意義がある。
天候は晴れ。気温3.9℃。風はほとんどなし。走るには申し分ないコンディションで号砲が鳴り響く。序盤は前夜の不摂生が祟り、身体がめちゃくちゃ重い。でももちろん走り続ける。山の神ゾーンと呼ばれている中盤の登り坂もペースを落としながら走り続ける。20~30km区間はランナーズハイで、快調なペースで気持ちよく走れる。この状態が最後まで続けば良いのにと思ったのも束の間、もちろん世の中そんなに上手くはいかない。職場が開業したばかりで忙しいということを言い訳にした走り込み不足、走り込み不足、走り込み不足。それをランニングの神様はしっかりと見通している。終盤まで楽に走れる脚力をつけることなぞ毛頭できていない。練習不足は裏切らないのである。「歩けば楽になるよ~」と甘い誘惑が脳から送られ続け、何度となく現れる登り坂に何度も挫けそうになる。それでもそんな誘惑は断固として断ち切って走り続ける。手足の先が酸欠でしびれ始め、「このまま走り続けると倒れるよ~」と今度は違う角度から脳が身体を止めようと試みてくる。何の根拠もないが、絶対倒れるはずはないと自分に言い聞かせて走り続ける。40kmを過ぎてからのラスト2.195kmは本当に過酷で、脚もほとんど上がらないし、手足のしびれはマックスだし、もう表情を作る余裕なんてどこにもなくって、歯を食いしばって死に物狂いの形相で走り続けて、ようやくフィニッシュ。
フィニッシュ後はしばらく立ち上がれないほどに疲労困憊。深呼吸を繰り返して息を整え、柵に掴まって痛む脚を引きずり何とか立ち上がった。振り返ると、紺碧の空に太陽が燦々と降り注ぐフィニッシュ地点が目に映る。『少なくとも最後まで歩かなかった。』目標を達成できた喜びがじわじわと身体中から溢れ出る。マラソンという42.195kmを走るこの競技を初めてコンプリートできたと言えるかもしれない。松本マラソン2024、フルマラソン9回目にして記念すべき大会となった。
タイムは目標にしてないと言いつつも、サブ4(4時間以内での完走)をギリギリ達成できたのは、望外の喜びです。いっしょに参加してくれた皆さんありがとうございました。
目標達成のフィニッシュ!
完走メダルと守重理事長と
松本マラソン42.195kmの足跡
********************************************
当クリニックが昭島に有床診療所を開業するにあたり、有志でぜんしんランナーズクラブ(ZRC)を発足しました。来年2025/3/9開催の立川ハーフマラソンにZRCメンバー含めたスタッフが参加する予定で、大会に向けて練習を開始しています。大会当日は昭和記念公園内に当クリニックのブースを出します。ぜひご来場していただき、応援していただけると嬉しいです。よろしくお願い致します。