グローインペイン症候群
グローインペイン症候群とは
グローインペイン症候群は、鼠径部(脚の付け根)周辺に痛みが生じキック動作を繰り返すサッカー選手に多くみられます。別名では「鼠径部痛症候群」とも言われています。ランニングやキック動作といった鼠径部に力を入れた際に痛みを生じ、悪化すると起き上がりや立ち上がりといった日常生活でも痛みが生じるようになります。
原因は?
グローインペイン症候群は、キック動作やダッシュなどで「股関節に過度な負荷が生じること」で発症します。原因は、股関節周りの筋肉が硬いことや体幹(特に下腹部)の安定性低下、上半身-体幹-下半身の協調性低下が挙げられます。
どんなリハビリをするの?
サッカーにおけるキック動作では身体を弓のようにしならせることで力を生んでおり、痛みのある部位のみでなく全身の動きを改善することが重要です。そのため、まずは身体の土台として必要な「股関節や上半身の可動性」「体幹を中心に身体の軸」をしっかり改善します。その上で、全身のパフォーマンスを高めて股関節に負担のかけない動きを目指します。