自転車で少し遠出してみませんか?
こんにちは。
理学療法士の井上です。今回は私の趣味のサイクリングについてお話させていただこうと思います。
先日、同僚と山梨県の甲府までサイクリングしてきました。私の住む八王子から片道約100㎞の道のりです。
約1年前にクロスバイクを購入し、片道10㎞程のサイクリングはしたことがありましたが、こんな長距離は初めての体験です。しかし旅好きな私にとって、今回のような「自転車×旅」は、一度挑戦してみたかったことの1つでした!
今回一緒に行ってくれた同僚は、自転車で日本一周したこともある自転車旅の大ベテラン!とても心強いサポーターです。
朝7時に八王子駅前に集合しスタート!道順は甲府駅付近まで国道20号をひたすらまっすぐなので、道に迷う心配はなさそうです。
こちらが全ルートの行程と標高の図です。
急な坂はないのですが、ジワジワと登り坂が続き、特に2回目の登りが難所となりそうです!
途中、山や川など自然に癒されながら、ひたすら漕ぎます。
登りは大変ですが、その後猛スピードで風を切る下りの爽快感は最高に気持ち良いです!!
そうこうしているうちに、およそ中間地点の「猿橋」に到着!
猿橋駅(JR中央本線)近くにある日本三大奇橋の「猿橋」
橋脚(橋の真ん中あたりで、橋を垂直方向に支える構造)を使わない特殊な構造をしています。秋には紅葉も綺麗です。
ここから約20㎞登り坂が続きます。川のほとりの爽やかな風に当たりながら、二人とも無言でひたすら漕ぎ続けます。
ようやく今回の旅の標高最高地点、新笹子トンネル入り口に到着!山々の間にこれまで登って来た道が見えます。その後は甲府駅までひたすら下り坂。桃園やぶどう園を横目に颯爽と走り抜けます。
甲府市内に入ると徐々に車通りも多くなり、お店やお家も増えてきました。
そして13時30分前ようやく甲府駅にゴール!約6時間30分(休憩を除くと5時間10分)の長旅が終了!!
いや~疲れた。後半は日差しも照り付け、気温は35°近く、非常に暑い中でのサイクリングでした。
これだけでは、ただの旅行記になってしまうので体に関する情報も1つ紹介させて頂きます。
今回のサイクリングの途中に小指の感覚が少し麻痺したような、ビリビリするような感覚が起きていました。このような症状は、自転車に長時間乗る方によく見られます。ハンドルに体重をかけて支えることで手の小指球付近で神経が圧迫された結果、薬指、小指の感覚が鈍くなったり、指の筋肉に力が入りにくくなったりする症状が現れます。
こういった理由から「Handlebar palsy」、「Cyclist’s Palsy」(Palsy:麻痺)という言葉もあり、日本では尺骨神経管症候群、ギヨン管症候群という名前で知られています。
この病気は知ってはいましたが、漕ぐことに必死で、何も対策ができていませんでした。親指側で支えて、小指側が圧迫されないようにすることで、症状は落ち着いてきましたが、今後注意しなければと思いました。
圧迫を防ぐためには、パッド入りの手袋の使用や、サイクリング中ハンドルの持つ位置を頻繁に変える事が有効です。次回からは、この点に注意し長距離ライドに臨みたいと思います。
ひと休みし、お昼には地元信玄鶏の親子丼を頂きました。
帰りは、自転車を解体し、輪行バックに詰め、電車で帰宅。
特急に乗り、八王子まではなんと1時間で着いてしまいました~。自転車の1/6!(笑)
すごく疲れはしましたが、下り坂の爽快感や、車では見逃してしまうような、街並み、自然の風景を肌で感じられたことは非常に楽しい思い出になりました!!ぜひまたどこかに出かけてみたいと思います。
長々と旅行記にお付き合いくださり、ありがとうございました!
皆様もロードバイクなど専用的な自転車でなくとも、少し自転車で遠出してみてはいかがでしょうか。近所でも今まで知らなかった、街並み、風景が広がっているかもしれません。
それでは!