コミケ行ってきましたー!

コミックマーケット(以下コミケ)が2年ぶりに、東京・有明の東京ビッグサイトで開催されました。

そもそもコミケって何?って思われる方も多いと思います。
コミケとは、コミックマーケット準備会が主催する世界最大の同人誌即売会です。

では同人誌とは?
同人誌とは、同じ趣味・志を持っている個人またはサークル・団体が自ら資金を出して作成する同人雑誌の略語です。基本的に描き手が描きたいものを描くことができ、その自由な表現を発表できる場がコミケのような即売会になります。

同人誌には、ある著作物を元にして新しく作られる二次創作と、全くのオリジナル、イラスト、小説、コスプレ写真集などがあります。
人気のある商業誌(鬼滅の刃や呪術廻戦など)のパロディも多く見られ、そのような作品は二時創作になります。
好きすぎてファンだからこその熱意で作られる同人誌は、どれも個性的で見ていてワクワクします。

二次創作は著作権等、法律上ではグレーゾーンではありますが、原作者、公式企業側の暗黙の了解の上で成り立っています。

コミケにはプロ、アマ問わず誰でも参加できます。それぞれの作家ファンや、好きな作品の二次創作を求める人、あるいは発表の場を求める人など、全国から多くの人たちが参加します。

前回2019年12月に開催されたコミケ97では4日間で計75万人が参加しましたが、今回は2日間で5万5千人に縮少。お祭りのような賑わいはなかったものの、コロナ禍での新しいイベントの形を楽しむことが出来ました。

今回のコミケの特徴として、徹底した感染症対策が挙げられます。例年は入場無料・申込不要で気軽に参加ができたのですが、今回は混雑回避のため、入場時間を限定したチケット制。

一般入場のチケットは事前の抽選発売のみで当日券はありません。

入場時にはマスク着用、手指消毒はもちろんのこと、検温、ワクチン接種証明あるいはPCR検査結果証明等の確認を行うなど、感染症対策を徹底して開催されました。

これらの開催者が用意した対策だけでなく、参加者もまたそれぞれでしっかりと対策をして参加していました。
サークルごとに手指消毒が用意されていたり、コイントレーを介してお金の受け渡しを行ったり、以前とは違う光景でした。

大好きな作家の先生とも、距離をとって短時間のお話だけで、今回は握手も我慢しました。みんなマナーを守って楽しんでいる様子でした。

毎回コミケでは、「徹夜組」「始発ダッシュ」といった迷惑行為も問題になるのですが、今回のコミケではそういった行為は見られず、多くの人がルールを守り「コミケから感染者を出さない!」という強い意志を、コミケに関わる全ての人から感じられました。

以前であれば、広いビッグサイトのホール内は人でごった返しているのが当たり前。来場者が発した汗や熱気で白い霧のようなものができる「コミケ雲」がニュースに取り上げられたこともあります。
人気のある作品を買い求めるようとする長蛇の列は、ホール内では収まらずホール外へ並ぶこともあり、列の長さが人気のバロメーターでもありました。

コロナ禍の今回は、ホール内は空いていて快適ではありましたが、そういったコミケならではの風物詩は見られず、少し寂しい感じもしました。

いつもの仲間とあたりまえに再会する場であったコミケ。コロナ禍で、以前と同様なイベントにはまだ戻ることができないけれど、あたりまえの日常が少しでも早く戻りますようにと願わずにはいられません。

コミケ99初日10時オープンの館内放送。「ただいま!」「コミックマーケット99 ・1日目開催します!」の声に館内から一斉に拍手が響き渡り、涙が出る思いでした。感動の年末でした。

戦利品の一部です♡

一部の画像はコミックマーケット準備会Twitterより引用