ポテンシャル(潜在能力)

Z-fitnessトレーナーの関根です。

みなさんは「ゴールデンエイジ」って言葉をご存じですか?
この言葉自体はかなり一般的になってきていると思います。

しかし、個人的には勘違いして認知されていることが多いと思います。

そしてその勘違いは時として人の可能性を狭めてしまうことがあります。

今回の投稿では「ゴールデンエイジ」の勘違いを少しでも解くことができたらと思っています。

 

よくゴールデンエイジを説明する時に

「神経系の発達で人生の運動パターンの9割近くはこの期間に養われる。」

と言われます。

※ゴールデンエイジについては過去の投稿もご参照ください ⇨ 脳と運動 〜運動神経〜

この説明文は医療系の学校で、↓このグラフ(スキャモンの発育曲線)と一緒に教えられます。

ここまではいいのですが…

このグラフで今回注目したいところが

“横軸の最大が20歳とした場合”のというところです。

この“20歳”というワードが抜けて認識されることが多い印象です。

 

この部分を抜けてしまうと「ゴールデンエイジ」という言葉が指す意味が変わってきて、

『ゴールデンエイジは神経系がかなり伸びる時期』

という解釈の仕方と

『ゴールデンエイジでしか神経系はほとんど伸びることがない。』

という解釈の仕方ができます。

 

解釈が後者になった場合、選手は「もう自分は手遅れなのだ」と自分の夢を諦める理由になる可能性のあるデリケートに扱わないといけない言葉になってしまうのです。

では、20歳以降のゴールデンエイジを過ぎた年齢からでも神経系の発達が見られるのか。という点で考えていきます。

まず、みなさんが思うトップ選手を思い浮かべてみてください。

そして考えてみてください。

今思い浮かべた選手は20歳を過ぎてもなお、成長を続けて結果を残していませんか?

また、思い浮かべている選手が成長しているとしてその成長はフィジカル面などで神経系は成長していないのでしょうか。

私はそんなことないと思います。

それは、できなかったことがコツを掴むことでできるようになったり、体に大きな変化がなくても体の使い方、パフォーマンスが大きく変化することがあるからです。

そのトップ選手は20を過ぎた今でも何かしら自己研鑽を続け、伸び続けているからこそトップであり続けているのです。

また選手の中には「遅咲き」という言葉があるように20歳を過ぎてから頭角を表す選手もいますもんね。

これらのことからも「いくつになっても神経系を伸ばすことができる。」ということがわかっていただけたかと思います。

現に私はZ-fitnessで80.90オーバーのクライアントさんをみさせていただくことがありますが、セッションを重ねるごとに成長するのを毎週のように目の当たりにしています。

例えばこちら↓

これでも始めたときよりはかなり上手になっていますが…

ついさっきまでまとまっていなかった動きにまとまりが出てきています。

いくつになってもできなかったことができるようになるのですね。

 

「人は本気で変わろうと思えた時に変われるのだと思います。」

多くのクライアントさんは痛みを抱えていたり、何かしら今の自分を変えたい!という強い思いを持ってZ-fitnessにきてくれています。

だからこそ彼ら彼女らは自分の殻を破って自分の中で眠っていた『潜在能力』を引き出すことができているのだと思います。

いくつになっても可能性は無限大で、いつでも自分の意思次第でその扉を開くことはできるのです。

その扉を開くお手伝いができたらと思っています。