ノルディックウォーキングって知っていますか?
みなさんこんにちは。理学療法士の吉田侑矢です。
今回私がご紹介するのは『ノルディックウォーキング』です!
名前は聞いたことがあっても、その効果についてはご存じない方も多いのではないでしょうか。
そんなノルディックウォーキングの効果や魅力を、指導者資格を持っている私がご紹介します。
ノルディックウォーキングとは、ノルディックポールという専用の杖を2本使用して行うスポーツです。
杖と聞くと高齢者の方や、足腰が弱い人が使うものと考えて壁ができてしまうのがノルディックウォーキングの難しいところかと個人的には思っています。
確かに杖と言われて最初に頭に浮かぶのは
この杖でいわゆる『T字杖』かと思います。この杖は確かに補助具と呼ばれ、体の機能を補うために使うものです。
しかしノルディックポールは腕をはじめとする上半身の筋肉を使うことで、運動の効率を高め通常のウォーキングと比較してカロリー消費量を20~40%向上させることができるんです!
それもそのはずです!ノルディックウォーキングの起源はクロスカントリースキーの選手が夏場にトレーニングとしておこなっていたポールランニングです。
つまりノルディックウォーキングとはそもそもスポーツからきているんです。
少しはノルディックウォーキングに興味を持っていただけたでしょうか?
ではここからはより詳しく解説していきたいと思います。
ノルディックウォーキングでは、なんと全身の約90%の筋肉を使うことができるといわれています!そのため通常のウォーキングよりも多くのカロリーを消費します。
約90%の筋肉を使うということはたくさんの効果を得ることができそうですよね。
基本的に通常のウォーキングで使われるのはほとんどが下半身の筋肉です。
しかしノルディックポールを使うことで地面を押す力が使われ二の腕の筋肉(上腕三頭筋)に負荷がかかり、地面を押す際におなかの筋肉(腹横筋・腹斜筋)への負荷も期待できます。
また支えが増えることで自然と目線が上がり、背筋が伸びて姿勢がよくなるというメリットもあります。
いかがですか?ノルディックウォーキングはいいことだらけだと思いませんか?
特に素晴らしいところは、使っているものが『杖』であることです。
つまり消費カロリーが増えたり使われる筋肉が増えたりと運動の効率は上がるにもかかわらず、体重を分散できているので膝や腰にかかる負担は減らすことができるんです!
最近ではノルディックウォーキングの認知度も高まり、ポールを取り扱う店舗が増え専用コースを整備した公園もあります。
運動が苦手な方や、体力に自信がない方でも気軽に始められるのがノルディックウォーキングの魅力です。
ぜひ一度、体験してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。