子供~大人まで出来るしなやかな背骨を作るピラティスエクササイズ

こんにちは、理学療法士の加藤です。
いつも当院のブログを見て頂き、ありがとうございます(*^-^*)

さっそくですが、皆さんに報告があります。
実は私・・・理学療法士だけでなくピラティスインストラクターの資格も持っています。

リハビリでは、マッサージやストレッチといった手技に加えて適切な運動指導もします。
その運動指導をするにあたって、個人的にはピラティスの要素がとても効果的だと思っています。

ピラティスとは?

ピラティスは、第一次世界大戦中の1920年代にドイツ人であるジョセフ・H・ピラティスが考案したものです。

ケガをした兵士のリハビリとしてのエクササイズがピラティスの起源になります。

そのため、ピラティスはリハビリとの相性が良いんです。

ピラティスでは、姿勢を意識しながらエクササイズをすることでインナーマッスルに刺激を入れることが出来ます。

ただ単にエクササイズするのではなく、姿勢を意識しながら行うのがピラティスの重要なポイントです。

ストレッチしているときに、ここが伸びているなとか
筋トレしているときに、ここに力が入っているとか

自分で自分のカラダに意識を入れることで、エクササイズをしながら正しいカラダの使い方を学べる点がピラティスの魅力の一つになります。

ピラティスの効果について

ピラティスの効果については、海外の文献でも報告されています。

  • ピラティスは、柔軟性、筋力、姿勢の制御に効果を示す1)
  • ピラティスにより、インナーマッスルの筋活動が高まった2)
  • ピラティスによる身体の認識や感覚が、健康状態や心理的幸福感に影響を及ぼす3)

その他にも、ダイエット効果、腰痛改善、呼吸改善にも効果があると言われています。

しなやかな背骨を作るピラティスエクササイズ

さてさて、ピラティスの効果をお伝えした上で、じゃあ実際にどんなエクササイズをするのか皆さん気になると思います。

ピラティスのエクササイズはたくさんありますが、

今回は、「しなやかな背骨を作る」をテーマにピラティスメソッドを取り入れたエクササイズを紹介します。

Cat&dog

  • 背骨を丸めたり反らせたりする

マーメイド

  • あぐらの姿勢から、わき腹を伸ばすように体を横に倒す

リバースプランク

  • このサムネイルの姿勢で背骨を反らせる
  • 腕が伸びる感じがあればOK

オープンチェスト

  • 腕を広げたまま体をねじる
  • 開くときに息を大きく吸うと効果的

各エクササイズ5~10回が目安です。

背骨は「曲げる・反る・捻る・ずらす」など様々に動きます。

このエクササイズを一通り行うと、背骨をまんべんなく動かせるようになります。

ポイントは、力まずにゆっくり呼吸をしながら行うことです!!!

子供~大人まで出来る簡単なエクササイズですので、日常のちょっとした時間に行ってみて下さい。

最後に

今回は、ピラティスに関する情報をお伝えさせて頂きました。

現在では、

  • スマホやテレビゲーム時間の増加
  • コロナウイルス蔓延による外出機会の減少
  • 仕事や家庭などのストレス生活

などなど、背骨が硬くなりやすい日常になっています。

そのため、背骨の固さをリセットする日々のケアが大切になります。

しなやかな背骨が得られると、

  • 魅力的なスタイル獲得
  • 腰痛予防
  • スポーツパフォーマンスアップ
  • 自律神経バランスの改善

などなど、たくさんのメリットがありますよ(*^-^*)

レッツトライ✊

参考文献

1) Elizabeth H et al. Effect of pilates intervention on physical function of children and youth:systematic review.Arch Phys Med Rehabil.2020.

2) Sung-Tae Kim et al.The effects of pilates breathing trainings on trunk muscle activation in healthy female subjects:a prospective study.J Phys Ter Sci.2017.

3) Su Yeon Roh.The influence of physical self-perception of female college students participating in pilates classes on perceived health state and phychological wellbeing.J Exerc Rehabil.2018.