心のふるさと 伊勢神宮へ初参り
こんにちは、ぜんしん整形外科事務の安藤です。
最近、ようやく旅行などに行ける世の中が戻りつつあります。
私は伊勢神宮へ行ったことがなく、三重県出身の義父に「伊勢神宮に行ってないなんて国賊やぁ」と笑っていじられたため、感染対策を万全に行った上でお伊勢参りをしてきました。
今回のブログではお伊勢参りのことについて書きたいと思います。
私のようにまだ伊勢神宮に行かれたことがない方にも少しでもお役立ちプチ情報がお届けできればと思っています。
“お伊勢さん”伊勢神宮(正式名称は「神宮」)はご存じの通り外宮・内宮があり、両方に伺うのがならわしです。
では、外宮と内宮の距離は何キロ離れているかご存じですか?
なんとおよそ5kmも離れています。
私も外宮参拝後はバスで移動しました。ちなみに帰りは伊勢参宮街道を徒歩で戻ってみました。
途中寄り道して、猿田彦神社や資料館や有形文化財になっている旅館等を見て戻ったため
話を戻してお伊勢参り!
伊勢神宮は外宮から内宮へ参拝するのが習わしです。
ということでまずは外宮へ。
正式名称は「豊受大神宮」(とようけだいじんぐう)
内宮の天照大御神の食事を司り、衣食住、産業全般の守り神として崇拝されています。
手水舎で清めて玉砂利を踏みしめながら「御正宮」へ進んでいきます。
手水のマナー
- 右手で柄杓を持って水をたっぷり汲んで左手を清めます。
- 柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。
- 再び柄杓を右手で持って、左手で水を受け口をすすぎます。
- あらためて左手を清めます。
- 残った水で柄杓の柄を清めて元に戻す。
外宮御正宮です。
さて、ここで社殿の建築について少しだけ語ってみようと思います。
と言っても、これは家族からの受け売りです(笑)
社殿は弥生時代の穀倉がモデルと言われる日本古来の「唯一神明造」という高床式の建築様式です。
詳しいことは伊勢神宮ホームページに紹介されていますが、私は参拝する時に面白いなぁと思って見ていたところがあります。
それは、内宮と外宮に素人でも一目でわかる違いがあることです。
まず「千木」の部分を見てください。内宮は水平に削がれています。それに比べて外宮の方は縦に削がれています。
ここがまず1点大きな違いです。
水平に削がれているのを「内削」(うちそぎ)といい、縦に削がれているのを「外削」(そとそぎ)といいます。
もう一点の大きな違いは「鰹木」の数です。鰹木は外宮御正宮の右の写真で屋根の上に乗っている丸い木のことです。
上の写真で外宮の鰹木の本数を数えてみてください。
外宮は9本(奇数)、内宮は10本(偶数)なんだそうです。
鰹木が偶数の別宮(域内・域外)=内宮の別宮
鰹木が奇数の別宮(域内・域外)=外宮の別宮
ということになります。
そんなマニアックな視点で伊勢神宮周り、特に域外の別宮を探してみるのも楽しかったです。
御正宮以外にもたくさん見所ありますが、長くなってしまうので内宮へ!
続いて内宮。
正式名称は「皇大神宮」(こうだいじんぐう)
皇大神宮は皇室の御祖先であり総氏神のように崇められている天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。
いよいよ内宮への入り口…
よくテレビ等で見ていた大鳥居と宇治橋。
身の引き締まる思いで一礼して大鳥居をくぐり宇治橋を渡りました。
その後、五十鈴川で手を清めて内宮御正宮へ。
御正宮へ続く道はとても厳かな雰囲気で息を呑むほどです
内宮御正宮です。
見にくいかもしれませんが、拡大して「千木」の削ぎ方と「鰹木」の本数を数えてみてくださいね。
それから、もう一つ…
内宮は右側通行、外宮は左側通行でした。
内宮でついつい左側を歩きそうになって「左側通行の日常」を痛感しました(笑)
内宮・外宮の自然に癒され、最強のパワースポットでエネルギーチャージさせてもらいました。
御朱印帳も新調し、外宮・内宮共に御朱印頂いて参りました。
高貴で上品な御朱印帳にテンション上がってしまいます(笑)
コロナ禍で訪れた三重県。
どこも、感染対策はしっかり取られていて思っていた以上に安心して旅を楽しむことができました。
ちょっとマニアックな知識を得て、楽しいお伊勢参りでした。
皆様も、何かひとつマニアックに深掘りして旅をしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
おまけ
伊勢うどんは麺が極太ですが、柔らかくてもちもちしています。
普段食べているおうどんとは全く違う食感でした。
たまり醤油と出汁をあわせたタレを麺に絡ませ食べる伊勢うどんは
めちゃくちゃ美味しかったです。
伊勢うどんでお腹のエネルギーチャージも完了、その後も伊勢の旅を満喫した安藤でした。
※伊勢神宮内の写真は、神宮ise jingu 公式ホームページより引用
参考
神宮ise jingu 公式ホームページ
ことりっぷ伊勢志摩(昭文社)