猛暑日と夏バテ防止

こんにちは、理学療法士の中田です。

今年は早くも6月から猛暑日があり、この8月になってからは最高気温が40℃を超える地域も出てきました。

夏になると「今年は特に暑い」と、毎年言っている気がしますが、今年は梅雨が短かったこともあり、暑い日が多いように感じます。

という事で、暑さについて調べてみました。

気温の変化

気象庁の定義で最高気温が35℃以上の日を猛暑日、30℃以上35℃未満の日を真夏日というそうです。

東京管区気象台より)

気象庁のデータによると東京都千代田区の猛暑日日数は、1980年代は9日だったのに対し、2010年代は68日と大幅に増えています。猛暑日だけでなく、全体的な気温の上昇もみられているそうです。

猛暑日が増えている原因

  1. 地球温暖化、大気中の二酸化炭素濃度上昇によって、気温上昇に繋がる。
  2. ヒートアイランド現象、都市化によって地上のアスファルトやコンクリート面積が増えることが、気温上昇に繋がる。

暑い日の増加が人体へ与える悪影響

熱中症は、高温多湿な環境に長時間いることで、体温上昇や体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調整機能が正しく働かなくなったりすることで、どんどん身体に熱が溜まる状態。
……症状は、体温上昇、頭痛、めまい、痙攣など。

脱水症は、体内の水分が足りない状態。
……症状は、喉の渇きや立ちくらみやその他。

冷房病とは、室内外の温度差を繰り返し感じる事によって起こる、自律神経の乱れ。
……症状は、足腰や手指の冷え、肩こりや頭痛、身体のだるさなど。

対策と予防

※どの症状も放っておくと重症化のリスクがあります。体調に異変がある時は、病院を受診しましょう。

熱中症になったら、身体温度を下げること。予防としては、暑い時間帯の外出を避け、なるべく無理のない範囲で活動をしましょう。

脱水症になったら、経口補水液などで水分をとること。予防としては、一度にたくさんではなく、こまめに水分補給をしましょう。

冷房病は、自律神経のバランスを整えることが大切です。

そのために大切なのが、睡眠・食事・運動です。

質の良い睡眠・栄養バランスの取れた食事をとることや、適度な運動を心がけましょう。

 

またマスク着用について、厚生労働省から以下のように説明されています。

屋外では人と近くで会話をする時以外はマスクの着用の必要はありません。徒歩や自転車での通勤など、静かに人とすれ違う場面、散歩やランニングの時、マスクは必要ありません。特に気温や湿度が高い場合、熱中症を防ぐために屋外ではマスクを外しましょう。ただし、通勤ラッシュ・病院内・高齢の方に会うときは、マスクを忘れずに着用しましょう。

詳しくは、厚生労働省ホームページでご確認ください。

それぞれサラッとの説明になってしまいましたが、以上のようなことを念頭におきながら、体調に気をつけて元気に暑い夏をお過ごしください。