僕たち研究もしています
こんにちは!
今回は理学療法士の仕事の一つでもある「研究」について話していきます。
「研究」って??
ゲームでいうところの「やりこみ要素」です。
ゲームに馴染みがない方には分かりにくいですかね…
メインストーリーは既にある書籍や養成校の勉強でもある程度攻略できます。
でも裏ボス級のめちゃ強モンスターには勝てないことも多々あります。
この攻略の糸口を見つけるために、様々な研究結果が報告されていくことで攻略本のアップデートに繋がります。
研究と聞くと、大学病院や教員を想像する方が多いのかなと思います。
クリニックの理学療法士が研究っていうのは耳馴染みがありませんかね…
私達も興味の先の勉強であったり、自分自身の実績を目に見える形で残すために研究をします。
楽しいから、キャリアのためなど目的はなんであれ、研究をすることはある程度必要なのかなと思っています。
研究のメリット
研究をするメリットのひとつは
専門分野を持てる
ということだと思います。
私達は全ての部位に対して、最高の対応策を提案することを目標にしていますが、人の体の仕組みはとても複雑です。
ある程度得意な部位と不得意な部位があることも事実です。(私だけ…?)
それぞれの人が別々の得意分野を持っていれば、自分では力になりきれないとき、より専門性の高い人に任せることができます。
それは患者様にとってもメリットだと思っています。
ではそもそも、なぜ研究をしたら専門分野をもてるのか?
そこについて話していきます。
なぜ研究をしたら専門分野をもてるのか?
まず研究を始めるときには計画を立てます。
このときに必要なのが、研究する分野では今どんなことが明らかになっていて、何が明らかではないのかを捉えることです。
そのためにするのが
論文をひたすら読む
できれば日本語だけではなく、英語論文もたくさん読みたいです。
私も普段英語論文読みますが、何もすごくありません。
最近の翻訳アプリはどんどん頭が良くなっています…!
Google翻訳、DeepL、Microsoft Translatorなどなど
私は普段Google翻訳を使っています。
ですが、この記事を書いている間に、特に医療系では「DeepL」の方が精度が高いことを知りました…
数年前に使用したときは、あまり使えない印象でしたが古い認識だったようです。
次はDeepLを使ってみようと思います。
(確かにDeepLの方が自然な文章…!!)
論文を探すときは、それ専用のサイトがあってキーワードを入れて検索します。
例)膝関節and靭帯損傷andスポーツ復帰
そうすると、世の中に出ている論文がずらっと…
2000件以上出てきました。笑
キーワードを変えながら論文を探して読んでいるうちに、その分野の既知のこと・未知のことが分かってきます。
この時点で、これをしていない人とは知識量が変わります。
そして自分の研究内容を決めて、実験やデータ収集を始めていきます。
データの収集や処理については、またいつか…
研究結果をまとめたら
学会発表や論文執筆
を行います。
そうすることで、研究結果を世の中に出すことはもちろんですが
自分や所属病院の名前をアピール
できます。
それを繰り返しているうちに、同じ分野で活躍する研究者の方々との交流が増えていきます。
類は友を呼ぶといったものでしょうか…
学会後の懇親会やお互いをセミナー開催の際に呼び合ったりする中でマニアックな会話が繰り広げられます。
必然的にインプットの機会が増えていき…
専門家の完成
たくさん知っている=治せる
ではありませんが、大きな武器であることは間違いありません。
色々な専門分野を持つ人が集まって、それぞれが専門性をもっている
そんなクリニックに当院がなれればいいなと思っています。
少しでも皆様が楽しい生活を送れるように日々勉強しながら待っております。
研究のためのデータ収集にご協力を依頼することもあるかと思いますが
ぜひよろしくお願いいたします!