立川ハーフでハーフリベンジ!
看護部長の小倉です。2025年3月9日に当クリニックが協賛している立川シティハーフマラソンに参加してきました。ぜんしん整形外科としてブースを出店し、マラソン後のランナーへのケアを行ったり、テーピングの指導を行ったりしました。ぜんしんスタッフも理事長含めランナーとして約10名が参加。
私は昨年も前職のスタッフ数名と参加したのですが、5キロ関門で時間切れとなってしまい、まさかの失格。それから1年を経て、今年は目標だったゴールをしてリベンジを果たすことができました、、、しかし半分だけ。
新しい職場が始動して半年。ランナーズクラブも新しく始動。その名もZenshin Runners Club。今年もそそのかしてしまい、ほぼ走るのが初めてのメンバー2名SさんとAさんを立川ハーフに誘ってしまいました。ハーフマラソンの21キロ、普段走り慣れてない人にとってはかなり長い距離。もちろん練習は何度も行いました。そのお陰で、最初は2キロしか走れなかった2人も徐々に距離を伸ばして長い距離を走れるように。
そして当日。前日の降雪で開催が危ぶまれましたが、当日は快晴。やや風は冷たいものの、走るには絶好のコンディション。昨年は余裕をぶっこいて、最後尾からスタートしてしまい、かなりの出遅れで失格に。この反省を踏まえて、ゾーンの一番前からスタート。晴天のもと自衛隊立川駐屯地の滑走路を2人と並び走り、ペースメーキングを行う。腕に書いた関門のタイムと時計の時間を睨みながら、ペースを刻んでいく。5キロの第一関門、7.5キロの第二関門は無事にクリア。
その辺りからAさんのペースが少しずつ遅れ始める。このままでは次の関門をクリアできなくなってしまう。ペースを上げようと声を掛けるが、限界に近いAさんはそれ以上ペースを上げることができず、10.5キロの第三関門であえなく脱落。
ここから昭和記念公園の中のコースに。公園内は思いのほかアップダウンが激しく、脚をジワジワ削られる。このアップダウンでSさんのペースが極端に遅れ始め、登りでは歩いてしまうように。このままでは最後の15キロの第四関門をクリアできない。
「走ることは大嫌い」と初めから公言していたSさん。それでも自分が走ると言い始めたからと、目標をやり抜く決意の元、練習にも積極的に参加。何なら自分で練習会を企画するほどに。そんなSさんを絶対に完走させたい。
そんな思いで本番を走っていたが、今の私にできることは、ただ声を掛けることしかない。ひたすら叱咤激励の嵐で、歩かないで走ることを伝え続ける。関門手前の登り坂で「残り1分です。」のアナウンス。あとほんの少しの距離。でも彼女の脚はこれまでの15キロの疲労が積み重なり重々しい。それでも彼女は走る、走り続ける。そしてギリギリのところで関門をクリア!ここからは足切りに遭うこともないので、Sさんのペースで走り続けて21.0975kmを見事完走!
自分がゴールするよりも嬉しい。素晴らしい体験をさせてもらいました。10.5キロの関門で切られたAさんでしたが、来年リベンジすると早速言ってくれています。来年こそは全員完走して、フルリベンジ!!!