変形性股関節症

変形性股関節症とは?

 変形性股関節症の特徴は、一般的に女性に多くみられ股関節の軟骨がすり減ることで骨や関節の変形が生じる疾患です。原因は一次性(原因を特定出来ない)と二次性(明らかな原因がある)に分類され、日本では二次性が多くの割合を占めています。二次性の原因で多いのが「臼蓋形成不全」と呼ばれるものであり、股関節のかぶり部分が浅く大腿骨頭(球の部分)を十分に覆っていない状態になっています。そのため、体重を支える面積が狭くなり負担が一部分に集中するため関節軟骨がすり減りやすくなります。
 

特徴的な症状

 自覚的な症状として多いのが股関節付け根の鼠径部に痛みや違和感が生じます。徐々に進行してくると股関節の痛みの頻度が多くなり、関節の動きが悪くなるためにしゃがみ込みや靴下の着脱などが難しくなります。また、股関節がつぶれるような変形をするために悪い方の脚が短くなり左右の脚の長さに変化が生じます。脚の長さに変化が出ると、身体が横に傾いたりして真っすぐ歩けなくなります。

変形性股関節症と診断されたら

 整形外科に受診したら、X線にて関節の状態を確認します。一般的に関節には少し隙間がありますが、変形が進行すると関節の隙間がなくなり股関節がつぶれたような形になります。症状の進行具合や日常生活での不自由さなどから手術か検討されます。どのような手術を行うかは関節の状態や年齢、生活スタイルなどにより異なってきます。手術か保存療法にするかは担当医師と相談して決めましょう。

股関節を長持ちさせるために

 変形性股関節症の進行を防いで痛みを緩和するためには、日常生活での負担を減らすことが重要です。しゃがみ込みや床から立ち上がるといった動作は股関節に大きな負担をかけるために出来るだけ控えたい動作になります。また、場合によっては歩く際に杖の使用も重要になります。体重をコントロールして関節の負担を減らすのに運動も大事になります。水中での運動は浮力があるため関節の負担もなく行えるため特におすすめです。どんな運動をすれば良いのかなど気になる方は一人一人にあった運動を当院の理学療法士がアドバイスしていきます。