デジタルとアナログ

初めまして。今年4月から入職致しました事務部門のキシダと申します。
皆様どうぞよろしくお願い致します(^^)

私はこちらに入職する前も、クリニック・病院の事務職として働いてきました。

こちらに入職してビックリしたことが、電子カルテの存在です。
とは言っても、今の時代はどのクリニック・病院でも電子カルテが当たり前の時代で、特別珍しいことではありません。

(むしろ紙カルテの方が珍しい…かも)

実はわたしは電子カルテを使った事がありませんでした(笑)

電子カルテの良いところは、患者番号を叩けばすぐ閲覧出来るし、紹介状や報告書や画像も取り込めることです。
診察内容も細かく入力することが出来ます。
(ただ操作を覚えるまでがとても大変…(*_*))

電子カルテが登場する前はどの病院も紙カルテを使っていました。
紙カルテは、Dr.がカルテに内容を書き、それを見ながら受付がPCで会計入力し、お会計を行います。
デメリットはとても多く、Dr.の字が読めない(笑)、カルテが無い(処置室や検査やリハビリなど回っている内にどこにいったか分からなくなる、カルテ番号の入れ間違いなど)、紹介状や結果表、依頼書などカルテ内に貼っていくので分厚くなる、棚に入り切らないので保管場所を取る、久しぶりに来た患者さんのカルテを倉庫に探しに行くなど……。

電子カルテはまずそういったデメリットはないですね。

でも紙カルテも悪いことばかりではありません。

それは東日本大震災が起きた時、一部地域では計画停電というものがありました。
私が当時勤めていた病院は、計画停電の対象地区だったので、電気系は全てストップ。
PCも診療で使う機器類も、何も使えない状態になってしまいました。当然、予約の患者さんには診察が出来ないことをお伝えしなければなりません。

計画停電になる前に計画停電の時間帯に入っていた予約の患者さん全てに連絡をとり、変更してもらいました。

計画停電中、受付はカルテの見直しをしました。予約が取れていない方、これから案内をする方、特殊な予約を取らなければいけない方、お会計の事など、内容の確認をしました。
普段じっくり見ることが出来なかったので、とても時間を有効に使えました。

時代はどんどんデジタル社会へ変わっていきますが、デジタルが必ずしも優れているわけではなく、アナログにも良いところはあります。
古いものでも良い点は認めて共存できると良いですね!