サモトラケのニケのお話とフランス観光
サモトラケのニケのお話とフランス観光
こんにちは。寒くなりましたね。
今回は『サモトラケのニケ』と『フランス観光』のお話です。
サモトラケのニケ
まずはサモトラケのニケ。
とても有名な像ですね。名前は知らなくても、見たことはあるかと思います。
サモトラケのニケは簡単に説明すると、『ギリシャ神話の女神像』で、1863年にエーゲ海にあるサモトラケ島で発見された、顔と腕がない翼の生えた像です。
仮説ありますが、もともと船の先端に飾ってあった像のようです。でも作られた年代も、作者も、正確なデータは分からないそうです。
とても綺麗で『勝利の女神』と言われています。顔が発見されていないというところも何とも神秘的・・・。想像力が働きますね。
石で出来ているのに、体に纏っている布の感じや、羽の精巧さは、まるで動いているかのような作品です。
ニケは現在フランスのルーブル美術館に所蔵されています。
実は私はこのニケ像が大好きで、2014年にフランスのルーブル美術館に実際に会いに行きました。
ところが!!・・・何と、行く直前になって、ニュースで数十年に1回行うニケ像の修復と大清掃作業に入るので、撤去されるとの事。大ショック!!(T_T)
とは言え、ま、運命だから仕方ないと感じ、フランスに行って、ニケが居ないルーブル美術館に行き、ニケが居た『ダリュの大階段の踊り場』だけを見た訳です(笑)
↑本当はこのような感じで展示してあるのですが、私が行った時はニケが無かったので、この大階段だけ見ました(笑)
でも、行ったらとても神聖な気持ちになり、むしろニケが居ないなんて、逆になかなか見られない光景で、「ここに実際はニケが居るのか・・」と思うと感動すらしました。
また絶対ランスに必ず行かなければ!!という目標も出来ました!!(笑)
ニケのレプリカも日本国内、全世界にあります。
日本国内でもかなりの数、存在しているようです。精巧には出来ていますが、やはり!本物が見たいですよね!!(笑)
私は行ったことは無いんですけど、横にはミロのビーナスもいるんですね(笑)
ミロのビーナスも腕が無いんですが、絶妙なバランスが取れていて、やはり素敵ですね。果たして本当はどんな形の腕をしていたのでしょう・・・。
そしてもう1つ、ニケはスポーツメーカー、NIKE(ナイキ)の名前の由来です。
これも有名なお話ですね。
NIKE(ナイキ)のロゴはNIKE(ニケ)の羽がモチーフとの事。
NIKE社員の一人、ジェフ・ジョンソンが、夢で見たギリシャ神話の勝利の女神、『NIKE(ニーケー)』から名付けられたと言われています。
ちなみに私はNIKE(ナイキ)も大好きです。
NIKE(ナイキ)の商品を買う時はたまにNIKE(ニケ)の姿を思い出します。
そうすると、商品に対しても特別な気持ちになれるのです。
初めてのフランス観光
さて、ここからは、ニケをきっかけに初めてフランスに行った時の経験をお話したいと思います。
(だいぶ前の事なので、今も同じではない事もあると思います。フランスにお詳しい方は間違っているよ、と思ってもご了承ください。)
①フランスパン(バケット)が食べ放題
飲食店に入ると、日本で言う居酒屋のお通しのように、フランスパンが必ずと言っていいほど出てきます。(出ない店もあります)
無くなったらおかわり自由です。
日本のパンのようにモチモチだったりフワフワ感は一切なく、THE素朴!!という感じです。硬くて、これぞフランスパン!という感じですね。噛んでると、きちんと味が感じられ、とても美味しいです。パンの食べ方マナーもあるようですし、お腹いっぱいになってしまうので、頂く際はご注意を。
②必ず最初に挨拶を!!
あたりまえの様に思いますが、店に入る時は必須です。
洋服店でも、飲食店でも、ホテルでも。
ちなみに挨拶しないと完璧に無視されます(笑)対応が180°変わるので要注意。
言葉が分からなくても、母国語で良いそうです。挨拶してるんだな・・、という事が分かれば問題ないとの事。
ちなみに私はずっとBonjour(ボンジュール)で通してましたが、ある時、ホテルマンに笑われて、Bonsoir(ボンソワール)と返されました。
それもそのはず、夕方でしたから(笑)ま、何にせよ、大きな声で、笑顔で、恥ずかしがらずにしっかり挨拶を!相手も常に笑顔で接してくれるし気持ちいいですよ。
③エッフェル塔に球??
エッフェル塔が見える高台から景色を見た時に、『・・何か下にぶら下がってる・・?あんなのあったっけ?』と思ったんです。
フランス人のガイドさんに聞いたら、「今はウィンブルドンが開催されてるからねー」との事。『ほー!!』と思いました。
テニスのボールをイメージしたもので、ウィンブルドンの時期に出ていたようです。
ニケの大階段同様、なかなか見られない光景を見ることが出来ました。
④ひったくりに要注意!!
これは本当に注意です。あちこちにひったくりが潜んでいます。
私はツアーで行ったんですけど、同じツアーの少しご年配のご家族が被害に合いました。
娘さんとお母さんと2人でツアーに参加されていて、私達はグループでまとまって歩いてたんですけど、その2人は少し離れて後ろを歩いていました。
「あっ!!!」という声が後ろからしたのでみんなが振り返ると黒人2人組が走り去る後ろ姿を見ました。あっという間の出来事でした。2人は鞄を取られ、パスポートもお金も全部無くなりました。帰国が次の日ということもあり、急いで担当の旅行会社の方と一緒に日本大使館に行きました。飛行機に搭乗するギリギリ一歩前のところで何とか間にあったので、一緒に帰国できました。
その他にも、ホテルでの朝食時に、ヨーロッパ系のご家族の娘さんが、椅子に引っ掛けていた小さなショルダーバックを一瞬で盗られてしまいました。急にざわつき始めたので、最初何が起こったのか分かりませんでした。
取られた瞬間も誰も見ていない状況でした。
もうプロ中のプロですね。フランスに限らず、気をつけましょう。
⑤モネの睡蓮に感動!
パリを代表する印象画家、クロード・モネの『睡蓮』の絵が一面に飾られているオランジュリー美術館に大感動しました。
もともとモネが大好き、とかではなかったんですけど、なんとなく行ってみました。
もう大感動です!!
壁一面が睡蓮の絵で覆われていて、真ん中に椅子が円形においてあります。
時間が経つごとに全く別の絵に見えてきます。天井がガラス張りになっていて、陽の光に合わせて絵も動いていく感じで、生きているかのようです。
テレビで一日いても飽きない、と見たことがありましたが、まさにその通り!
ぜひご興味ある方、行く予定がある方はご参考までに。