甘夏(夏みかん)ジャム

事務の鈴木です。

今回はジャム作りに挑戦してみました。

甘夏(夏みかん)ジャム

個人的に酸っぱい果物は苦手なタイプなので、ジャムにすれば食べられるのではというところから始まり、いただいた甘夏でマーマレードを作りました。

【作り方】

① 甘夏の皮と実を分けます。(甘夏6個使用)

② 皮の内側の白い部分をスプーンでこそげ取ります。
(苦味が苦手な方は皮のギリギリのところまで取ってください)

③ 実の部分は皮をすべて取り除きます。

④ 皮と実の重さを計り、総量の重さをメモしておきます。

⑤ 皮を好みの厚さに切ります(結構な手間です(^_^;))

⑥ 鍋に⑤を入れ、浸るくらいまでの水を入れ沸騰させます。

⑦ 10~15分ほど煮ます。(ワックスや汚れを取るための作業)
この作業を3回繰り返します。

⑧ ⑦をザルに上げ水にさらし、鍋にもどしたあと水に浸します。(20~30分)

⑨ ⑧をザルに上げ水気を絞って鍋に戻します。

⑩ 砂糖の計量:総量の60%~70%(使う砂糖により異なります。)
(計算式 総量✕0.6~0.7=砂糖の量)
⑨に実加え、砂糖を入れます(きび糖を使用し、総量の65%を入れました。)

⑪ 実・皮・砂糖をよく混ぜ砂糖が溶け水分が出てきたら火にかけます。

⑫ 中火→フツフツしてきたら→弱火で水気がなくなるまで、アクを取りながら煮続けます。

 

⑬ 容器の煮沸消毒をします。消毒した容器は熱いのでやけどに注意!!
ジャムができあがるまで冷ましておいてください。
(今回はガラスの容器・陶器・ジップロックを使用しました。)

⑭ ⑫の水分がなくなってきたら⑬の容器に移し、予熱を取ったら食べる分は冷蔵庫へ
保存用・おすそ分け用は冷凍庫へ入れます。


↑手順をざっと書いてこの量…。
レシピを文字にするのって大変ですね。レシピ本を書いてる方は尊敬に値するレベルです。

私はレシピ本を見ながら料理するのは苦手で、映像見ながらがギリギリって感じです。
作ることはできるのですが、分量(調味料等)をうまく測れてないのか、なぜか薄味になる
(-_-)
そのため一度作ってみて2回目は自分の好みの味にかえちゃうんですよ。
レシピ本の意味がなくなる感じになります。
レシピ本の料理を味見できれば同じ味に作れるのだろうけど、元の味がわからないまま作るのってむずかしいですね。

今回作成したジャムは、職員数名の方に食べていただきました。(数量限定で先着順)
結果は意外に好評でした。追加で差し上げた方もいたくらいで、作ったものを喜んでもらえるのはとても嬉しく、作りがいがあります。
また機会があれば作ってみようと思います。

こんなことでもないと甘夏について調べる機会もないので、栄養があるのか調べてみました。

甘夏(夏みかん)の栄養

甘夏:夏みかんの一種で、甘夏含め夏みかん全般はカロリーも低めである。

(可食部100gあたりカロリー42kcal・水分88.6 g・タンパク質0.9・脂質0.1g・炭水化物10.0g・灰分0.4g 日本食品標準成分表2020年版より)
同じ柑橘系の果物の中でもカロリーが低めで糖質オフ・ダイエットなどに比較的向いた食材である。

1.ビタミンC・クエン酸・カリウムなどミネラルが豊富で、ビタミンC・クエン酸には抗酸化作用があるので、アンチエイジングや美容効果が期待できる。
《ビタミンC》抗酸化力が強く活性酸素の働きやコレステロールの増加を抑制するため老化防止に効果的。(免疫力も上がるため、風邪予防にも役立つ)
《クエン酸》抗酸化作用があり、疲労回復・血行促進・食欲増加に役立つ。

1の効果を得るには、実を生で食べるが一番。

2. 外皮・薄皮・房についている筋も栄養豊富
《ヘスペジリン》ポリフェノールの一種(ビタミンP)でビタミンCの吸収を高め、毛細血管を丈夫にし、血圧・中性脂肪を抑える効果ある。
《食物繊維》便秘・腸内環境の改善・血糖値の抑制に効果的である。

外側の黄色い皮(抗炎症作用)
内側の苦い部分(殺菌作用)
薄皮・房についている筋(食物繊維)

2の効果を得るにはジャム・ショコラ オランジェ(皮の砂糖漬けのお菓子)など加工して食べるのかオススメ。

野菜もそうですが、果物も皮に栄養があることがわかりました。
苦味が苦手なので、手作りすることで皮の内側(苦いところ)を限界までこそげ取っていたことが勿体ないことに気付かされました。
しかもアンチエイジング効果のある実までジャムにしてしまった(T_T)

体のために次回は皮のみで白い部分は少なめにこそげ取って作ることにします。
実はお砂糖かければ食べられるかなぁ~。ダイエットには向かない食べ方だけど…。

もしかしたら、甘夏の実でドレッシング作れるかも…ですね。
みなさんの甘夏レシピありましたら教えて下さい。