武道の美しさを描くアニメ『ツルネ』
こんにちは。
アニメ好きの看護師Kです。
今回は現在放送中の
「ツルネ-風舞高校弓道部-」をご紹介致します。
ツルネとは
原作は綾野ことこ氏の小説。
京都アニメーションの制作で、TVアニメ化された作品です。
画像は http://tsurune.com/tv/ より
「ツルネ」ってどういう意味かご存知ですか…?
私は最初「ツルネ」を主人公の名前だと思っていました。
「ツルネ」とは漢字にすると「弦音」
弓から矢が放たれた時、弦が放つ音のことだそうです。
ステキじゃないですか…?
全く知らない世界にワクワクしました。
あらすじ
どんなあらすじかと言うと…
主人公の鳴宮湊は、幼いころ母と一緒に弓道場を訪れ、初めて弓を引く人を目にしました。
そこで初めて聞いた「カーン」と響く音。
「お母さん、このカーンって音、なに?」
「ツルネ」に惹かれて、自分もその音を響かせたい。ここから湊の弓道は始まります。
しかし湊は中学最後の試合、早気(はやけ)になった事が原因で試合に負け、弓道から距離を置きます。
考えてみても全然分からないので調べてみました。早気とは、
弓道には射法八節という弓を射る時の型があります。弓を引く一連の動作を八つの段階に分けたものです。
その射法八節には、弓をいっぱいに引いた状態のまま矢を放つタイミングをはかる「会」という段階があります。
早気というのは、この会が十分に待てず矢を離してしまう癖です。
弓引きにとって重大な病と言われています。
風舞高校に進学後、親友の竹早静弥が弓道部に入部しても、湊は弓道をやる気がありませんでした。
しかしある日、夜多の森(やたのもり)弓道場で弓を引く滝川雅貴に出会います。
その姿に魅了され、再び弓道に向き合う決意をして、風舞高校弓道部に入部します。
そして湊は早気を克服する方法を探しながら、仲間たちと県大会優勝を目指します。
ツルネの魅力
映像では矢が的に的中すると、カーンという弦音と共に、緑色の葉がひらひらと舞います。風に舞う葉が爽やかでとても美しく、私が特に好きなシーンです。
この作品に出会い、日本の武道である弓道の魅力を知ることができました。
弓道は単なるスポーツではなく日本の「武道」であり、多くの作法や決まり事が存在します。試合中の応援も、一部の掛け声や拍手以外は多くの場合禁止されています。
無音の中で張りつめた緊張感、厳かで神聖な雰囲気、ゆったりとした動作。
忙しく過ごしている私には異世界のような新鮮さがありました。
自分と向き合い常に平常心でいられる心を作る事、相手を思いやり敬意を持つ事、礼節を重んじる事の大切さを感じました。
登場人物一人一人の弓道に対する真摯な姿を多くの方に見て頂きたいです。
湊が仲間たちと、喜び、楽しみ、悩み、そしてもがきながら成長していく姿をぜひ一緒に応援してください。