痛みとうまく付き合うために
こんにちは、ぜんしん整形外科の理学療法士の藤田です。
今回のテーマは、「痛みとうまく付き合うために」です。
突然ですが、
今、あなたが行っているその運動は、あなたの身体にとって良いですか?合っていますか?
昨今、テレビや雑誌、動画配信SNS、また病院やジムなどで身体の動かし方やストレッチの方法に関して多くの情報を得る機会があります。特にコロナ禍で、お家時間も増えるため、お家でやると良い運動!みたいなものを、多く目にしますね。
例えば、テレビで肩こり予防のためにストレッチをやりましょうと紹介されたとします。そして、その運動を試しにやってみることは良いことだと思います。
しかし、その運動が果たして自分の身体にとって良いのか?合っているか?と考える必要があります。
何故そんなことを考えなければならないのか?
その運動が、あなたの身体にとって悪影響になることもあるからです。
その見極めは、
良い場合→
- 痛みなく行える運動
- 運動後身体に良い変化がある(感覚)
- その運動をやめると痛みが出てしまう
- 運動後スッキリする、運動を習慣にしている
悪い場合→
- 運動中に痛みがある
- 運動後に痛みが出る
- 運動後身体が重くなる
- 運動後スッキリしない
- やっても変わらない
- 運動の習慣がない
痛みとうまく付き合っていくことを考えると、普段の運動を適切に行う必要があります。
運動を間違って行ってしまうと、痛みが増悪してしまうことがあります。また、運動のやり方が合っていても、負荷が強すぎたり、長時間行うと運動後に身体が重くなりスッキリしないこともあります。
それらの症状がある場合は、運動を見直す必要があると思います。
また、運動をしても身体の症状(痛み、動きなど)が変わらない場合も、運動の見直しを検討すべきでしょう。運動後の身体の症状が変わらないということは、やってもやらなくても変わらないということなので、他の運動に変更することも考えないといけません。
普段、運動やケアをしているのに、痛みがなかなか良くならない方は、運動の方法・強度・時間・頻度・痛みはないか?などを見直して、自分に合っているかどうかをご一考頂ければと思います。自分の身体に合った運動を見つけられるといいですね!
最後に、お家でできる簡単な運動を紹介します。
上の2つのストレッチは、お尻のストレッチです。
もし四つん這いでお尻のストレッチ(動画①)をしたときに膝をつくと痛いなどの症状がある場合は、仰向けできるお尻のストレッチ(動画②)をしていきましょう。この様におしりのストレッチでもやり方はたくさんあります。
試しにやってみて、自分の身体に合っていそうなら続けてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。