頸肩腕症候群とは?
名前の通り、頸部・肩・腕にかけて痛みやシビレが生じる疾患です。
頸部のレントゲンやMRIで大きな問題がみられず、五十肩や腱板損傷といった肩の障害も否定される場合に医学的な診断としてつけられる疾患です。
多くは、姿勢不良の方や職業上長時間同じ姿勢や作業を続けなければならない方などに生じます。
日常生活からの影響
同じ姿勢での作業、通学や通勤時に首を下に向けた状態でのスマホ操作、運動不足、精神的なストレスなど日常生活における影響が多く関連します。
そのような生活を続けると、姿勢が固定されてしまいます。頸肩腕症候群の方の多くが、頭の位置が肩よりも過度に前に出てきてしまっています。
頭が過度に前に出る姿勢になると、頭~頸部の後ろ側の筋肉が緊張して肩凝りのような張り感やひどくなると痛みを伴ったり、人によっては頭痛なども生じることもあります。
ちょっとしたケアが大切
硬くなった筋肉は少しのマッサージではなかなか解消しません。また、マッサージで一時的に改善しても同じ生活を繰り返していると症状がぶり返してきます。
当院でも、医師による注射(ハイドロリリース:詳細はHP参照)や理学療法士の徒手治療を行いますが、最終的にはご自身でのケアが最重要になります。まずは、不良な姿勢で固まった部分の動きを良くしていきましょう。
いきなり自分で良い姿勢を取り続けることは難しいため、毎日のちょっとしたケアから始めていきましょう。
自分に合ったケアの方法を知りたい方は当院リハビリスタッフにご相談ください。