投球障害(肩)
投球障害とは?
投球動作を繰り返すことにより肩に痛みが生じるものを投球障害肩と言います。
投球障害といっても、痛みが出る部位は筋・腱・関節唇(関節を安定させる受け皿のような組織)など様々であり、痛みが出るタイミングも異なります。
痛みの原因
- 連投や1試合中の投げ過ぎなどのオーバーユース
- 肩関節、肩甲骨、体幹、股関節などの機能不全
- カラダの使い方の悪さによるフォームの不良
- 肩の前方組織の緩さやチーム環境など
様々な要因により、投球時に肩に過度な負担がかかってしまいます。
投球動作は全身運動
投球競技のパフォーマンス向上には「正確に投げる」「速い球を投げる」「遠くに投げる」といったことが必要です。
その際に、腕だけに頼ってしまうと肩を痛めてしまいます。投球動作において、下肢(脚)⇒体幹⇒上肢(腕)へと力を上手く伝えることが、パフォーマンスの向上や障害の予防のためにも重要です。
そのため、痛みのある肩の治療だけでなく運動連鎖(全身の動きのつながり)を修正することが必要になります。
実際のリハビリは何するの?
痛みのある肩の状態を確認しながら治療をしていきます。痛みの生じている肩関節の機能改善はもちろんのこと、再発予防に向けて投球フォームの改善にも力を入れております。
投球フォームに関わる体幹や股関節機能を改善しつつ、下半身から上半身へ力の伝達がスムーズに行われるよう、運動スキルの改善まで行っております。
当院では、投球ネットを設置しているため、投球動作をリハビリで確認しつつ競技復帰を目指せます。