野球肘を防ぐために必要なトレーニング(下半身Ver.)
皆さん、こんにちは!理学療法士の加藤です!
前回のブログ記事(上半身ver.)は見て頂けたでしょうか?
さて、今回は下半身のトレーニングになります。
まず投球時に重要な下半身のポイントに関してお話しします(*^-^*)
投げるときのポイント(下半身編)
投球に関しては、ワインドアップといわれる軸足でしっかり立つところから始まります。
まずは、「片脚立ちで真っすぐ立てるか」がとても重要です。
片脚立ちでしっかり立てないと、軸が出来ないため投球フォームが安定しません。
次に大事なのが、軸足で可能な限り体重を残しながら足を伸ばすことです。
体重を軸足に残しておくことで、パワーを溜めることが出来ます。
軸足でパワーを溜められないと、上半身が力みやすいフォームになります。
軸足でパワーを溜めるためにも股関節の動きが必要になります。
(下写真の右が良い例)
リリースからフォロースルーの時期には、踏み込み足の機能(踏み込む前側の足)が重要になります。
踏み込んだ際に膝がブレてしまうと、せっかく軸足で溜めたパワーも活かせません。
踏み込んだ際に膝は安定して、土台をしっかりさせた上で上半身が自然と捻じられるのが理想です。
さて、簡単にではありますが投球時の大切なポイントは理解出来ましたか?
では、実際にどんなトレーニングをしたら良いのかお話ししていきます(*^-^*)
トレーニング方法
先程の投球時のポイントをまとめると、
- 軸足(片脚立ち)を安定させる
- 軸足で出来るだけパワーを溜める(股関節の動きに着目)
- 踏み込み足の膝を安定させる
これら3つのポイントが重要です。
それでは、3つのポイントに対するトレーニング方法をお伝えします!
①軸足(片脚立ち)を安定させるトレーニング
②軸足で出来るだけパワーを溜める(股関節の動きが重要)トレーニング
③踏み込み足の膝を安定させるトレーニング
支えが無いと難しい場合は、
カラダに過度に負担のかかるトレーニングではありませんが、痛みなど不調が出る際には中止しましょう!
当院のリハビリでも、肘の状態を確認した上で投球負荷を調整しながら下半身を含めたトレーニングを指導しています。
しっかりと下半身の土台を作り、全身をうまく連動させたフォームを獲得しましょう!
最後に
今回は、野球肘を防ぐためのトレーニングについて書きましたが、野球のみならずサッカーやバスケなどスポーツ全般の動き方を分析して、リハビリに活かすことが私自身の得意なところであり、やりがいを感じている部分でもあります。
まだまだ未熟者ですが、結果を出せるセラピストになるべく日々試行錯誤しながら研鑽していきます!