英会話始めました!!

理学療法士の世良田です。

今回は最近の自分のことについてお話ししたいと思います。

最近、引っ越しをして近くの英会話教室に通うことにしました。以前はコロナの影響もあったためオンラインで勉強していたのですが、対面で勉強をしたいなと思い、今回決心しました。

今更なぜ英語を学んでいるか?

なぜ私が英語を学んでいるかというと、その理由は3つあります。

1. 英語の医学情報をいち早く得て患者さんへ提供したい

現在、他国の学術雑誌(ジャーナル)では英語で書かれたものが90%以上を占めています。

日進月歩の医療界において、日本語を使用した数%の情報より海外の情報の方が有益なものを見つけやすいと思うのは医療従事者では当たり前の考えであると思います。(日本語で執筆されたものを卑下しているわけではありません。)

(文部科学省, 2017)

1つ、私自身が「やはり英語は知ってて損はないんだな」と思った経験をお話しします。

私が学生時代にたまたま読んでいた「The Thorax」という本があります。カナダの理学療法士ダイアン・リーさんが執筆したもので、すごく内容が濃く何度読み返しても面白い本だと学生ながら思っていました。

The Thorax : Diane Lee(Amazonより引用)

社会人になり、ふと何か面白い本はないかなとAmazonで探していたところ、日本語訳で出版された本を見つけてしまいました。

あら、あ、あ、あ、英語で読んでいた月日から6年経過している。。。こういうことが日本では多いのではないかと自分自身焦りを感じていたのを今でも覚えています。

胸郭統合アプローチ : Diane Lee(Amazonより引用)

英語で先取りして患者さんに臨床現場で活用した6年と日本語のみで6年後に読んだ人とでは、積み重ねによりかなりの差が生まれているのではないかと考えています。

海外の理学療法士は数年前からできているのに、日本の理学療法士はまだできていない……。私はこの差が嫌で、そして日本と海外の技術の壁を無くしたくて、英語の情報を調べるように癖をつけています。

ちなみこの本の簡潔的な内容の説明ですが、『胸郭が筋骨格系、神経系、呼吸器系、循環器系、消化器系、そして泌尿器・生殖器系を含む多くの機能に影響を及ぼすことがあり、そして相互依存するシステムである』という序文があります。この胸郭のアプローチで臨床でも多くの結果が出るアプローチが書かれてあります。

特にリングアプローチという、肋骨を1つのリング(輪)として捉え、両方の肋骨を把持し(掴んで)、綺麗なリングになっているか、凹凸のチェックを行います。もし左側の肋骨が出ているとわかれば、元の位置に修正します。その後、患者さんに痛みがあった動作を行ってもらうと「痛みがなくなった」ということしばしばみられます。

もしご興味があれば読んでみてください。

2. 外国人の方にも安心してクリニックに来られる環境にしたい

現在、クリニックには週に数名の海外出身の患者さんが来られています。

私たちの日本語の語彙力の無さでうまく患者さんへ伝えることが難しいことが多々あります。

そういう場合は当院では患者様の母国語(多くは英語)を話してもらい、問診・治療を進めるようにしています。セラピストが英語を話せると分かった患者さんは、多くの医学的情報を私たちセラピストへ伝えてくれ、こういうことを伝えたかったんだとこちらも勉強になることが数多くあります。

日本語が話せなくて不安になって来院を躊躇される方もいるかもしれませんが、当院では数名のスタッフが英語対応可能です。また翻訳機も活用しておりますので、安心して来院ください。

3. 海外で仕事をしたい

将来、海外で活躍する日本人のスポーツ選手のパーソナルトレーナー、チーム専属PTとして海外を拠点に仕事をしたい。そして、海外の景色、雰囲気がとても好きで、色々な人と関わり、色んな国の文化、考え方を知って人間的な器を大きくしたいという目標があります。そのため、現在は目標に向けての準備期間として英語を勉強しています。

常に先を見据え、いつオファーをいただいても『準備はしてきたので自分なら大丈夫Yes』と言えるように今後も勉強を続けていきたいと思います。

最後までブログをお読みいただきありがとうございます。

If you have a pain, don’t worry please come to our clinic.

A few staffs can speak English and we have a translator device.